日記

朝も早よからマンション全体の排水管清掃があって、昨日の夜から今朝にかけて荷物を大移動させるなど。我が家には物がとにかく多い。よく言えば物持ちがめちゃくちゃによい。悪く言えば、というより率直に言えば、「捨てる」ということをしなさすぎる。私は自分以外の他人(=家族、親族)の物に触りたくないあまりに郵便物の親展を愚直に守っており、さらにかつて要らぬトラブルに巻き込まれた経験があるので、ますます愚直になるばかりである。つまり私が自分の意思でコントロール可能なのは自分の持ち物のみであり、共有物は整理整頓をする以外に何もしない。捨てるか取っておくかはすべて持ち主に聞くし、聞いて許可が出ればひたすら捨てる。

何の話だったか。そう、これで今朝は早起きしてあちらこちらを掃除・移動していて、無事に排水管清掃が終わり、秋葉原へ買い物に出向いた。かねてより欲しかった「ピヤホン」こと、ピエール中野さんプロデュースのイヤホンが欲しかったのであった。あとは大変楽しみにしていたはじめてのスシロー体験と、ヨドバシを軽く流して、写真の本などを買って帰宅。写真の本は割と内容てんこもりだけど落ち着いて目を通せた(精読はこれから)。

割と最近まで「内容がかっちりきっちりある情報量多めの本」が読めなくなって苦心していた。同僚たちが楽しく読んでいる(主語がでかい)『三体』とかとても無理。私の主戦場は変化が激しいのでなんだかんだ本を読むなりして知識をアップデートする必要があるが、それもできていないどころか、基礎的・体系的なものほど読めない。開いても頭に入らない。短期記憶に頼って詰め込むことはできるけど揮発する。かつてアドバイスとして「人生をデザインする気力がない状態なら休んでいろ(かなり意訳)」と言われたことがあったので、今はもういいや、積読は積んでおけばよいし物も適当にしておけばよい」と思って買い物に精を出したり要らないものをどかっと捨てたりして、本の消化には気を払わないようにした。

それがなんとかなる兆しが見えたということは、多少気力がある状態になってる気がするね???と思い至り、だらだらと本のつまみ読みをして、去年のABCお笑いグランプリをABEMAで見て(明日が本番)、また捨てるものと捨てないものを分けたりしていた。本の中身が頭に入らない読書は結構つらいので、助かった。たぶん。おそらく。

そしてここしばらく写真をまともに撮ろうとしていなかった。写真関連の本を読んだことでなんとなくカメラも触れる気がしたので、雨ではあるけど写真のための散歩でもするか、という気持ちになった。まあこれは「結局しなかった」でもよかろう。