とんかつ一番/ぶらり汐見橋線の旅

今日は旦那が昔行ったことがあり、「大阪人」5月号に別の支店が取り上げられていた「とんかつ一番」天下茶屋本店へお昼を食べに行ってきました。

大阪人 2008年 05月号 [雑誌]

大阪人 2008年 05月号 [雑誌]

四ツ橋岸里駅から歩いて10分……くらいかな? ちょっと奥まった住宅街の中にどーんと看板が立ってます。しかし暑くてうっかり撮り忘れました。「調理長お勧めサービスランチ(1010円)」は限定30食で、ちょっと遅い時間に着いたため売り切れ。「ヒレとんかつ定食(1210円)」を頼みました。

どーんと大きいとんかつにデミグラスソースがかかったお皿、赤だし風味の豚汁、ごはん、サラダ、漬物。

とんかつアップ。千切りキャベツと、写真には角度の都合で写ってませんが(とんかつの下になっちゃった)ナポリタン風スパゲティがついてます。デミグラスソースは濃厚すぎなくて、やわらかくてあっさりしたヒレによく合っているような気がします。

普段のランチにするにはややお高めですが、カツカレーセット(950円)なんかもあるので普段使いにもいいのでは。が、夜のメニューはやや値段が上がるのでちょっとだけ注意が必要。手元にある大阪人には「大阪和風とんかつ(1500円)」「でかとん(2人用のセットメニュー、5500円)とあります。お寿司や他のメニューもあるので幅広い用途でいけそうです。

お腹いっぱいもうだめ、となったところで南海電車汐見橋線(←これは通称、正式名称は南海電気鉄道高野線汐見橋駅岸里玉出駅の間4.6km)岸里玉出駅へ。汐見橋線は鉄道関係のサイトでもちょくちょく取り上げられているし、以前買った中川家礼二さん編集の「笑う鉄道」にも載っている、大阪市内を走る割にものすごく小規模な路線。この線には一度乗ってみたくて、旦那に何度か相談していたんですが、周囲にあまりにも何もないこともあって一人で行くのには難色を示されていまして。今日とんかつ一番に行くついでに連れて行ってもらいました! やったぜ!

岸里玉出駅汐見橋方面へのホームに行くと、ぽつんと2両編成の電車が停まってました。中はがらがら。まるで鎌倉のバスのような時刻表を思わず激写。

30分に1本。本当に大阪市内ですか?という感じ。岸里玉出駅を出てしばらくは住宅街の中を走りますが、西天下茶屋駅津守駅木津川駅芦原町駅と進むにしたがって中小さまざまの工場がある地域に入っていきます。名前を挙げた4つの駅はまるで江ノ電の駅のホームのようでした。小さくて何もない! すごい! 写真撮りたかったけどあんまりはしゃいでも旦那に悪いので大人しく車窓を見ておりました。でも目が輝いていると言われたな。

汐見橋駅の改札を出たところ。なんだかしんみりとした感じです。侘びさびの世界です。

これ! これを撮りたかった! 淡路島にも路線があった頃の南海沿線観光案内図。古い。渋い。

ちゃんと昭和30年代のものという注記が入ってます。こりゃ保管しておいた方がいいわー。


駅の看板と構内全景。一応終着駅なのに、驚くほど存在感がありません。引き返さずに千日前線の桜川駅からなんばに出たんですが、桜川駅に向かおうと汐見橋駅を後にすると、ものすごい勢いで埋もれてます。駅の位置聞かれて「あそこです」と指差しても信じてもらえなさそうです。

全駅のホームに降り立ってみたいとは思ったものの、30分に1本だと降りて乗って……だけでえらいことになるので、止めておこうと思いました。さすがに。でも行ってみてよかったー汐見橋線。万人におすすめできる路線ではないですが面白かった!